やまげんの心の本棚増築中

本を読みたいけど読む時間がない、そんな人へ向けた読んだ気になるブログ

人工知能は人間を超えるか

 

今日は「人工知能」について

 

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

新品価格
¥1,512から
(2019/2/6 08:11時点)

最先端の人工知能技術

ディープラーニング」をめぐっては、

グーグルやフェイスブックなどが
数百億円規模の激しい投資・人材獲得合戦を展開

一方で、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士や、実業家のイーロン・マスク

ビル・ゲイツなどが、「人工知能は人類を滅ぼすのではないか」との懸念を相次いで表明した。

 

そのテクノロジーは、

ヒトを超える存在を生み出すのか。
人間の仕事を、人類の価値を奪うのか。

 

 


【内容】

 

人工知能の可能性と現状

 

1,うまくいけば急速に発展する

それを可能にしたのは「ディープラーニング

と言う領域が開拓されたから

 

2,一方で冷静に現状でできることは限られてる

例えば、掃除をするとか将棋をするとか

 

限定的な範囲では人間を上回る

ただ、足し算で電卓が人間を

超えたのと何が違うのだろうか

 

今の人工知能は実力より期待値が

はるかに大きくなっている

 

「大きな飛躍の可能性」はあるが

それは期待値と上限値を分けて考えないとダメ

 

宝くじで一等が当たることと

当たる気になるのと同じように

 

 

人工知能の定義

 

そもそも定義すら専門家によって違う

 

京都大学大学院教授の西田豊

「知能を持つメカ」ないしは「心を持つメカ」

 

東大大学院 堀 浩一

人工的にに作るあたらしい世界

 

東大大学院 工学部准教授で著者の松尾豊

人口的に作られた人間のような知能、ないしはそれを作る技術

 

のように定義すら曖昧

 

世間の考える人工知能にも大きな差があり

レベル別に分ける

 

〈レベル1 〉

単純な制御プログラム

 

家電製品の人工知能搭載とかはこれ

こういった技術は「制御工学」や

「システム工学」と言う名前ですでにある

 

〈レベル2〉

古典的な人工知能

 

将棋のプログラム、掃除ロボット

振る舞いのパターンが極めて多彩

 

〈レベル3〉

機械学習を入れた人工知能

 

ビッグデータを元に自動的に

判断したりするような人工知能

 

画像で自動認識するのとかはこれ

 

〈レベル4〉

ディープラーニングを取り入れた人工知能

 

機械学習をする際のデータを表すための

変数(特微量)と呼ばれるもの自体を学習

 

 

ディープラーニングとは

 

データをもとにコンピューターが

自ら特微量を作り出す

 

例えば画像認識の研究では

機械学習アルゴリズム特微量の設計は

長年の知識と経験が必要な職人技であった

 

その画像はヨットなのか花なのか動物か

気が遠くなるような努力で性能を上げていた

 

これが、ディープラーニングによって

人間が介在しなくても良い領域になった

 

これを著者は

人工知能研究における50年来のブレイクスルー」

と言っている

 

 

シンギュラリティは起きるのか

 

物理学者のスティーブン・ホーキング博士

実業家のイーロン・マスクビル・ゲイツなどが、

人工知能は人類を滅ぼすのではないか」

との懸念を相次いで表明した。

 

シンギュラリティとは人工知能

自分の能力を超える人工知能を生み出す時点の事

 

0,9を1000回かけるとほぼ0

1,1を1000回かけると10の41乗 非常に大きい数

 

1,1になる点それは無限大に発散するとこから

特異点」と呼ばれている

 

人工知能が人間を征服するとしたら

知能だけではなく生命も作らないといけない

 

人間=知能+生命であるから

 

人類は今まで一度も生命を作っていない

 

もし、仮に生命を作ったとして

それが人類より優れた知能を持ってる

必然性は全くない

 

逆に人間より知能の高い人工知能

生命を与えることは可能か

 

自らを維持し複製できるような生命ができて

初めて、自ら保存したいという欲求

そして、複製したいと言う欲求が出てくる

それが「征服したい」と言う意思につながる

 

生命の話を抜きにして、人口知能が

勝手に意思を持ち始めるのは現実的でない

 

 

【感想】

 

人工知能、怖いワード

ただ、著者も言ってたよう

に電卓が人間を超えたのと変わらない

 

特定の分野で強いだけの存在で

生命を持ってるわけではないから

種を残すと言う意思にさは芽生えない

 

人工知能といえばターミネーター

思い浮かぶねんけど、あれが世界中に

増殖するのは現実的ではないよな

 

あれ作るなら半導体やら鉄やら

材料が必要やから人間に頼らなあかんやろ

 

まさか、ターミネーターがレジ打ちのバイト

してるわけはないやろうし

 

そんな依存してる状況では無理ちゃうかな

 

あるものを分析する能力は長けてると思うけど

人間みたいに想像することは難しいだろう

 

人間がここまで成長した要因の

虚構を信じる力(金、社会、国)は

人工知能には持たないだろうし

 

でも、早く俺たちの仕事を奪ってくれ

2045年まで待てないぞ

明日にでも奪いに来てええんやで

 

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

新品価格
¥1,512から
(2019/2/6 08:11時点)

それではまた明日!